2012/07/26

10年ごとに現れるクズリ(3)




















1000マイルブーツは1000マイル歩いても大丈夫という程の宣伝文句なんだろう。この場合のマイルはノーチカル・マイル nautical mileではなく普通のマイルなので、100マイルは1600kmくらいか。

1000マイルブーツの黒とブラウン(タン(この場合は色の名)は違うかもしれない)に使われているクロムエクセルレザーの作り方が、製造元のシカゴ・Horween社から示されている。(と、yahoo知恵袋などに載っておった)
http://horween.wordpress.com/2010/03/23/chromexcel%C2%AE-2/

ついでに手入れの方法も。

(抜粋)
For the most part, the leather is complete at this point, and it’s
ready to be sorted, graded, packed, and shipped.  The last step for
Chromexcel is coat of Neatsfoot Oil, so when people ask me how to
condition this leather, that’s always my first recommendation.


Neatsfoot Oilといえば、オレが革工作で使うために買ったやつじゃないの!
(ヌメ革に焼け色を付けるのに使う)
ちょうどいい。ブラッシングの後、布にしみこませて、それを薄く塗るのである。

このオイルはなんとなく牛っぽいにおいがする。カウボーイとかガウチョ文化に横溢する匂いってこんな匂いか。

いずれ、あまり塗ると柔らかくなってしまうのでほどほどにしたい。

でも、塗ってみると小さな傷も消え、しっとりした。これはいいね。
今後はこの革にはNeatsfoot Oilをつかっていこう。

クロムエクセルっていうよりクロメキセルと発音するのかもしれません。

Horween社について。コードバン(馬)でも有名らしい。
http://horween.com/index.php
http://en.wikipedia.org/wiki/Horween_Leather_Company

さて、1000 mileを買ってみて、クロムエクセル革がどんなもんか明らかになった。そこで、22年前と12年前に買ったモカシンと比べてみたところ、こいつらもクロムエクセルだった。

特徴としては、裏から押すとじわっと革の色が変わる。それほど油脂がしみこんでいるものということだが、これをPull-up leatherというらしい。

モカシンの甲の部分はワックスかなんか塗って堅くしてある。
そこがまたいい味出してる。

いい革使ってたんですね。
道理で長持ちするはずだ。今後も愛用していきたい。