2011/03/24

第2ガラパゴス・コエリョ諸島

第2ガラパゴスとは、アメリゴ北西450kmに浮かぶ、
大小10あまりの島嶼からなるコエリョ諸島の別名である。
1503年のアメリゴ・ヴェスプッチの第3航海で発見された。

太平洋に浮かぶ隔絶した海洋島であることから、移民は行われなかったため、
現在でも原生林が繁茂し数々の独自の野生動物が生息する。

19世紀末、米国の動物学者エリオット・デュブレが調査を行い、
その動物・植物相の豊富さから「第2ガラパゴス」と名付けた。
なお、その際、第2ガラパゴスの生物相はガラパゴスとも
インディアスとも異なるものが存在するとして、
生物相境界線「デュブレ線」を提唱した。

第2ガラパゴスの生物相はいまだ不明な点が多く、未確認の生物も多い。
最近発見されたハチドリ、サンショウウオ、コウガイビル、マミズクラゲは
いずれも固有種である。

なお、その後の研究の進展により、大陸との生物相の類似性が
ある程度はっきりしたことから、デュブレ線は現在では否定されている。

1994年3月、生物相の調査に向かった米ウイスコンシン大学の
生物学者・地質学者6名のグループが、コエリョ諸島エステバン島で、
なんらかの大型陸生生物に襲われた。

おそらく、コモドオオトカゲ様の爬虫類と推測されるが、
この事件で研究者5名、救助に向かったアメリゴ海軍陸戦隊の19名が死亡した。

この事件を起こしたのがどのような生物なのかは生存者の
わずかな目撃証言しかなく、現在でも不明である。

2011/03/22

「『輝く道』がアメリゴに侵入した日」事件

「『輝く道』がアメリゴに侵入した日」事件とは、
ペルーで猛威をふるっていた
毛沢東主義者集団「輝く道」のアメリゴ支部が、
その総力を挙げて、毛沢東主義扇動パンフレット
「『輝く道』がアメリゴに侵入した日」を
コロンビア国内で極秘に大量印刷し、
人口密集地アメリゴシティとカブレラに航空機を使って
散布しようとしたものである。

1990年3月2日、「輝く道」アメリゴ支部が
ジャックしたパイパー機2機は、2都市に散布のため散開する直前に
アメリゴ海軍シュペール・エタンダールによって撃墜され、
大量のパンフレットはアメリゴ南西部の沼沢地帯にばらまかれた。
このとき、民間人パイロット2名と「輝く道」メンバー4名が死亡した。

なお、当局の捜査状況は公表されていないが、
ゴミの内容物監視を通じ、パンフレットの校正刷りをすでに入手し、
関係者全員をマークしていたため、散布を未然に防げたとされている。

このときから「輝く道」はアメリゴでの勢力を急速に失い、
CRA(コンドルカンキ革命同盟)に取って代わられることとなる。

その後「輝く道」はアメリゴ国内での活動を大幅に縮小し、
ペルー国内において伸張した。

2011/03/20

ルミニャウイ世界遺産

かつて南米の小国アメリゴ共和国の国旗は
三色旗(左から青緑・白・臙脂)であった。
青緑は太平洋、白は国民、臙脂はアンデス山脈を表していた。

1974年に国家社会主義的独裁者であったメルキリウス統領が死去し、
バスコンセロスによる長期政権が樹立されたが、
その後、タカハシ大統領に至る約20年の間、
次第に先住民の社会的要求が強まり、国民=白(つまりスペイン系)
という象徴的構造に矛盾が生じてきた。

そこで、1984年、バスコンセロスは白地部分に、
先住民文化の象徴である「ルミニャウイ古代遺跡」の
図像をはめ込むことにした。

さて、ルミニャウイとはインカ帝国南端の空中都市遺跡である。
標高4300mに位置し、大規模な都市遺構、自給自足できる農地、
インカ型のピラミッドなど祭祀遺構を有している。
およそ1万人の生活が可能であったと推測される都市であった。

16世紀のインカ帝国滅亡以来、まったく忘れ去られていたが、
1960年代後半に、米国ナショナルジオグラフィック協会の
探索によって発見された。

人間による配石持ち去り等の破壊が進んでいなかったため、
当時の貴重な居住地や農耕に関わる遺構が保存されている。

バスコンセロス政権は、先住民懐柔と救恤のため、
この遺跡をアメリゴ唯一のユネスコ世界遺産として申請した。

実際に世界遺産に指定されたのは1989年のことであった。

(「オクシダントホテルの対話」の項を参照)

過去テキスト

http://dpz.cocolog-nifty.com/q/2011/03/z-13ea.html

デイリーポータルZのみなさんに
オレも倣いたい。

震災の状況がすこしでも落ち着くまで、
過去に書いたテキストをアップして行くことにした。

お時間のある方どうぞ。

2011/03/13

大震災

3月11日の震災ですが
オレの住んでいる秋田の被害は
軽微といえるだろう。太平洋側に比べれば。

太平洋側は報道を見るとあまりにひどい惨状で
そしてその被害の中心部分である三陸地方は
このblogに何度も登場した場所であり
お世話になった人たちが住んでいる場所である。

なんとか無事であってほしい。

2011/03/11

ステンレス製ティーポットを求めて(2)

その後、インターネット時代となった。
あのステンレス製ポットはどっかで売っているのか。
調べてみよう。

・・・調べてみた。結論としては、ある。
つまり、日本でも売っている。

ティーポット チボリ型 UKというヤツだ。
http://store.shopping.yahoo.co.jp/lachance/1751300.html

5670円か。送料・振込料込みで
6500円もあれば買えるようだ。

しかし、3人用(430ml)なのでちょっと大きいね。

オレはお盆にちょこんと載せることができる
ティーポットが欲しいのだ。

2011/03/09

ステンレス製ティーポットを求めて(1)

95年頃、アイルランドを旅行したのだが、
まあ景色などはすばらしく、
民家BBに予約なしで宿泊したり
ギネス+フィッシュ&チップスなどを食したり
列車旅行やバス旅行に加え、船に乗って離島に行き
高さ100mの断崖から顔を出して覗くなど
大変楽しかった。

http://homepage.mac.com/kensosha/kensosha/Irish%20traveler/EIREONE.html

そうした旅の思い出のなかで
ずっと気になっているものがある。
朝食を供されるとき、
だいたいのBB(Bed & Breakfast)で見た「あるもの」だ。

それは、1人用の、ステンレス製ティーポットだ。
これがお盆に載ってやってくる。

蓋は本体から離れないようになっている。
中には熱湯と紅茶の葉っぱが入っており、
内部に穴の開いただけの茶こしがついている。

容量としてはカップに1杯半くらいは飲める。

と、ここまで書いても
わかりにくいと思うが、、、
絵に描くと、こんなやつ。

日本に帰ってきてから、無性に欲しくなった。
しかし、どこにも売っていない。
一度、新潟の燕・三条から来た食器屋さんの
即売所で、似たようなものをみたが、
いまでも買わなかったことを後悔している。
(たしか3500円くらい)

なお、米国ではこのようなものは見ていないので
アイルランドや英国特有のものかもしれない。

2011/03/07

えっと思うくらい軽い


長年欲しかったPCMレコーダーを買った。

裏の森のふくろうの声などを
録音するために買ったのだ。
「音の風景」のパチものを作ってみたくて、、、

このTASCAM DR-05なんだが、
まあ有り体にいえば廉価版である。
何度もこのコラムで書いているが、
オレは廉価版が好きだ。
再び書くと、宇宙世紀にはGMやボールに乗っていたはずだ。

スカスカの筐体なんだが、
単三電池2個で駆動し、
マイクは大きく、無指向性。
なんと三脚孔まで装備している。これは野外録音に便利なんじゃないか。
録音機能はオレにとっては十分なもので、なんの問題もない。

録音上、小賢しい機能はいっさいない。
もちろん専用ソフトなども不要なのだ。

ただ、風よけだけは必要なので、ぜひ発売してください>TEAC

すばらしいことに
この録音機にはクロマチックチューナー機能があるのだ。
これで楽器ミンミンのチューニングもしてみた。

その結果、オレの耳チューニングだと
驚くべきことに、1音近くずれていた!

オレには音感がないことがはっきりした瞬間である。

2011/03/05

Trad. arr. by the Pogues

表題は
(Irish) Traditional Songs Arranged by the Pogues
のことですよ。

オレのような楽器を知らない者でも
意外と弾けるミンミンはすばらしいね。
開発した人たちに感謝したい。

さて、次の練習曲。

新たに The Poguesの
Lullaby Of London を練習曲に加えました。

この曲はバンジョーのソロが入るのだが
この音色がミンミンに似ているので、
そのソロを再現できるかというのがポイントだ。
相当難しい。

はっと思ったが、
オレは何をしたかったのかと端的に言えば、
The Pogues、そしてIrish Traditional的なものを
弾きたかったのだなあ、、
と感慨深くなった。

でも、Elvis Costelloが
The Poguesはフォークをフォーキー達から救った、
というようなことをいっていましたので
オレ的にはフォークではなく
The Pogues的なフィルターというかメッシュを通過した
アイリッシュ的なものが好きなのだ、と改めて思った。

そして、この嗜好自体は1988年以来変わっていないのだから
ぶれないもんだ、と自分自身を評価しておこう。
(それがいいことかどうかは解りませんが)

2011/03/04

ミンミン用ストラップを作る(3)

最後に、いつもの魚の刻印を
打刻して、魂を入れる。



あとはオイルを塗って完成だ。
いずれ使っていくうちに
濃い色へと変わっていくだろう。


どうだろうか。けっこう良い物が出来たのではないか。

まあ、材料費は800円くらいだね。

ベストな調整位置が決まったら、
またネック側のギボシ用に孔をあければいい。
いまのところは当初位置で十分だ。

2011/03/03

ミンミン用ストラップを作る(2)

ストラップの材料としては
革がいいんじゃないかな。

ミンミン自体は小さいものなので
ストラップをごついものにすると
バランスが取れるだろう。逆に。

そこで、いつものウェブショップから
ヌメ革のベルト用ストラップを購入。

1050mm、幅30mm。1400円くらい。

まず、これをタテにまっぷたつにカッターで切る。
30mmだと太すぎるかと思って、、、

これで長さ1050mm、幅15mmのものが二つできた。
今回は1本だけ使用し、余ったヤツはいつか別の工作に使用しよう。


次に、床(トコ)、つまり革の裏面を削いで薄くする。
専用のナイフがあるのだ。
削りすぎないように、、、けっこう気を遣うよ。

次に、革への穿孔。革ポンチととんかちで行う。

ミンミンのネック側に固定用に擬宝珠(ギボシ)を付ける。
革にネジで取り付けるポッチ状のヤツね。
これは2個入り300円くらい。今回は1個使用。



ミンミンのボトム側には予め擬宝珠状のポッチがあるので
革に孔を開けるだけで足りる。

ミンミンは軽量なのでこれで十分。
ステッチングは行わない。(めんどいので)

コバと床面(裏面のこと)はトコノールで磨いておく。

2011/03/01

ミンミン用ストラップを作る(1)

楽器ミンミンなんだが、
すっかりピックなしで弾いてしまっていた。
指で弾くとメロディが弾きやすくなるんだけど、
音量が小さくなるのが難だよな。

そこで親指にはめるサムピックを買ってみた。
これだとけっこう音量は出ますね。
もうすこしサムピックの突起部分をみじかくすれば
いいかな、とも思う。

さて、12月からの上達度合いだが、

当初はちんぷんかんぷんだった「ミンミンブック」の最終ページの
「大きな古時計」の楽譜を熟読したりできるようになったことが進歩だろう。
いろいろ調べてみた。
ギターを歌唱なしで弾く場合は、
メロディを弾きながら要所要所でコードを入れる、
というのが一般的な弾き方だというのがわかった。


つまりオレの考え(ハーモニカのように適当なところで和音を入れる)
も当たらずとも遠からずというところだったのだ。
よかったー。

そこで、それを目標にしてきたんだが、なかなか思うようにコードを
いれることがまだできない。
よって3弦とも開放で弾けるCコー ドでごまかしているのが現状だ。
それでも妻によると、ミンミンの場合はそれなりに聞こえるようだ。

でもって、

Navigator(the Pogues)
The band played Waltzing Matilda(the Pogues)
Western Highway(Maura O'connell)

の3曲については、
オレ内では「弾ける」というレベルに到達することができた。

この場合の「弾ける」という定義なんだが、
キャンプの夜の焚き火の前で
ちょっと恥ずかしながら披露できるレベルだ。

ミンミンはハーモニカと違って人に貸せるのが素晴らしい。

さて、ここから本題。

ミンミン付属の純正ストラップは、
単なる紐。

2か月にしてほつれてきてしまっている。
ああ、、、
今回は、これを工作してみたい。

あっ、、、本題が超短かった。